妊娠中はカフェインの摂取量に気をつけなければならないと分かっていても、「コーヒーや紅茶をどうしても飲みたい…」と感じる方は多いのではないでしょうか。この記事では、妊婦さんでも安心して楽しめるカフェインレス飲料を5つご紹介します。味わいや選び方のポイントも合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
WHO(世界保健機関)は妊娠中のカフェイン摂取量を1日300mg未満を推奨しています。コーヒー1杯(約150ml)に含まれるカフェインは約80〜100mgとされているため、飲み過ぎには注意が必要です。
「コーヒーの風味はどうしても諦めたくない」という方に最もおすすめなのがデカフェコーヒーです。近年は技術が向上し、通常のコーヒーとほぼ変わらない香りとコクが楽しめる商品が増えています。コンビニやスーパーでも手軽に購入できるようになり、妊婦さんのコーヒー代替飲料として定番の存在となっています。選ぶ際は「スイスウォータープロセス」や「二酸化炭素(CO₂)抽出法」など、化学薬品を使わない製法のものを選ぶとさらに安心です。
紅茶好きの妊婦さんには、カフェインレス紅茶がおすすめです。アールグレイやダージリンなど、お気に入りのフレーバーでカフェインレスタイプが市販されており、ミルクティーにしても美味しく楽しめます。ただし「ノンカフェイン」と「カフェインレス(低カフェイン)」は異なります。ラベルをよく確認し、カフェイン含有量が明記されているものを選ぶようにしましょう。
南アフリカ原産のハーブティー「ルイボスティー」は、完全にカフェインを含まないノンカフェイン飲料です。抗酸化作用が高く、鉄分・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富なため、妊婦さんの栄養補給にも一役買います。クセのない飲みやすい味わいで、ホットでもアイスでも楽しめます。妊娠中の水分補給として日常的に取り入れやすい点も魅力のひとつです。
タンポポの根を焙煎して作る「タンポポコーヒー」は、コーヒーに似た風味と色合いを持つノンカフェイン飲料です。妊婦さんや授乳中のママの間で長年愛されており、母乳の出をよくする効果があるとも言われています(※効果には個人差があります)。ほんのりとした苦味とまろやかな味わいが特徴で、豆乳や牛乳と合わせると飲みやすくなります。ドラッグストアや自然食品店で比較的手に入りやすい飲み物です。
日本の家庭で古くから親しまれている麦茶は、完全ノンカフェインで妊娠中でも安心して飲める定番飲料です。麦を焙煎した香ばしい風味が特徴で、ミネラル(カリウム・リン・マグネシウム)も含まれています。市販のティーバッグで手軽に作れるため、コスト面でも優れています。夏場の水分補給はもちろん、年間を通じて妊婦さんの日常飲料として最適です。
カフェインレス・ノンカフェイン飲料を選ぶ際には、以下の3点を意識すると失敗しにくくなります。
① 「ノンカフェイン」と「カフェインレス」を区別する
「ノンカフェイン」は元々カフェインを含まない飲料、「カフェインレス(デカフェ)」は元々含まれていたカフェインを除去したものです。完全にゼロにしたい場合はノンカフェインを選びましょう。
② カフェイン除去の製法を確認する
デカフェコーヒーや紅茶は、除去に使う製法によって安全性が異なります。化学溶剤を使わない「CO₂抽出法」「スイスウォータープロセス」などを選ぶと安心です。
③ 飲みすぎに注意する
「カフェインレスだから大丈夫」と安心して大量に飲むのは禁物です。体に合わない場合もあるため、体調を見ながら適量を楽しみましょう。心配な場合はかかりつけの産婦人科医に相談してください。
妊娠中でも、工夫次第でコーヒーや紅茶の風味を楽しんだり、ノンカフェインの美味しい飲み物を日常に取り入れたりすることができます。今回紹介した5種類の飲料をうまく組み合わせて、妊娠期間中の「飲み物ライフ」を豊かにしてみてください。大切なのは、無理せず自分の体調と相談しながら楽しむことです。
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